お面の製作費用を抑える方法

1.真空成形用の原型をご用意して頂く。 (節約度☆☆☆)

型代の中で大きな割合を占め、かつ、ご自分で用意できるものがあります。それは原型です。通常はお客様から頂いたイラストなりから原型師がイメージをふくらませながら作成して行きます。素材は、粘土で形状を作り、鋳型用にFRPなど固い素材に反転という工程を取ります。この原型をお客様でご用意して頂くのです。

手先の器用な方、美術系の学校を出られている方なら、原型全てを製作出来るかもしれません。または3Dモデリングの得意な方なら、データー支給まででもOKだと思います。この場合、削り出しは当社で行います。

ただご注意して頂きたいのは、(成形条件を満たしたモノを作成して頂くと言う事)・(裏面をオフセットして頂くと言う事)・(表面状態をきれいに仕上げられるという事) です。またCGから作成された原型はきれいに整うのですが、反面、温かさに欠けるという特徴が見られます。成形条件やオフセット条件は、こちらでご説明致します。あくまでもそのまま、鋳型に反転できるという完成品をお願いしたいと思います。

正直、ご支給頂いた型の半数以上は、このあたりが上手できずNGになります。‘われこそは’と自信のある方は、是非ともご検討下さい。

2.色数を絞る。 (節約度☆☆☆☆☆)

生産費用の中で大きな割合を占めるものが、着色費用です。彩色塗装で色を着ける場合は一枚一枚吹きつけて行きますから、国内での生産の場合、なおさらです。

初めてお問い合わせを頂く際に、多くのお客様が勘違いされているのがこの部分でもあります。お面の色着けを「オフセット印刷」と勘違いされています。つまり、(スミ・シアン・マゼンダ・イエロー)の四色のかけ合わせで、多彩な絵柄も基本的には表現できるとお考えになられています。

お面の着色は「成形後の吹付け塗装」または「シルク印刷後の成形」で行うことがほとんどですから、色の分だけ工程数があります。加えて塗装の場合、色を着ける場所によって工程数が増える場合があります。この多くは、マスキングカバーの作りに因る場合が多いですね。例えば、瞳の中の白色の星マークなどはそれに当たります。白目を吹いて、瞳の黒を吹いて、その上から星の白を吹いてとなりますから、白は二工程。

こんな感じで元のイラストをそのまま色着け使用とすると、十数工程となってしまうことが・・・。

費用のかかる彩色工程をこれだけ増やしては、生産費用は青天井です。そしてその工程数分だけ、一枚数万円~のマスキングカバーやシルク版が基本的に必要になってくるのも見逃せません。

また、彩色の工程数を増やすことは、品質低下も招きます。色を重ねれば重ねるほど、光沢が落ちます。して、塗装面に金属のマスキングカバーを当てるのですから、キズが増えて行きます。

多彩にきれいにお作りになりたいのは、痛いほど分かります。しかし、あえて申し上げます。

色数を可能な限り、色数を絞って下さい。
費用を抑えるのには、このことが一番大事かも知れません。

3.在庫の生地色を使えるようにデザインする。 (節約度☆☆~)

前述した通り、生産費用の中で大きな割合を占めるものが、彩色費用です。

特に注意すべきが、私たちが‘地色’と呼ぶ 一番面積の多い部分。夜店で売られるようなお面は、大概この色をプラスチック素材に練り込んでしまいます。つまり、はなからその色で成形をしてしまい、この部分の彩色は避けます。それによって、その部分に使われる大量の塗料と多くの時間を節約しているのです。前述した5000‐6000ヶの最低ロットとは、実はこの色付きの生地を作るのに必要なロットなのです。

それではこのロットに届かない場合、色付きの生地を使って生産費用を抑えることは論外なのか?100%ノーではありません。

お面の材料に白生地を使うお面の材料に黒生地を使うお面の材料に肌生地を使う
左の画像をご覧になって下さい。一番左から、順番に白・黒・肌の生地を使用したおめんです。

白色・肌色に関しては当社でよく使う色番ならば、それを流用して使用することが可能です。(シリコンの塗布されていない白・黒色の規格在庫品は廃番となりました。白色・肌色の材料は当社で保有するようにしました。

すでに仕様が決まっているモノはしょうがありません。しかし、これからキャラクターの仕様を考える段階のものならば、このあたりを考慮されながら色構成をお考えになるのもと良いかと思います。幸運にもこの地色のキャラクターなら、本当に幸運と言えるかもしれません。

生地色で浮かせる費用は、ロットが増えるほど大きな効果を生みます。ちなみに、色を練り込んだ生地で作られたお面は、塗料で地色をカバーしたものより光沢もあり、キズにも強いのです。

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初めてのお面作り

私とお話しませんか。旅の恥は書き捨てと言います。表現が適当かは分かりませんが、私自身初めての現場に連絡を取るときはこんな気持ちです。私の経験上、必ずしも希望の情報が得られた時ばかりではありませんが、しない方がよかったと思ったことは一度もありません。少なくともそんな時にでも‘そこではうまくなかった’ということは分かるのですから。担当:鹿毛(かげ)

 

TEL: 048-997-2295
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お面を使ったよ。

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