月別アーカイブ: 2017年5月

台紙。

当社ではブリスターと共に、台紙の製作を請けたまわっている。
ブリスターと台紙は対で使われるものだからである。

ここのところ、新規受注が伸び悩んでいる。
値段の検討は勿論のことだが、できれば仕様に工夫を入れて付加価値を高めたいと考えている。

さて、どうする。
一人で考えていても多くのことは期待できないから、その筋の専門家に話を聞こう。
まずは情報を収集から。

風邪。

この週末、寝床にいた。
喉の痛み、鼻水、咳、おそらく風邪をひいたのだろう。

寝床ですることもなく、ぼんやり考えていた。
風邪をひく。
この‘ひく’って漢字で書くと、引くで良かったんだよなぁ。

何で引くという言い回しを使うのだろう?
五十数年生きて来て、少なくとも五十数回この症状にかかってきただろうに、考えてみることもなかった。

漢字から何となく予想はつけた。
大気に漂うを悪いもの、この場合ウィルスを体内に引き込んでしまうことから生じる症状ということなのだろう。
しかし、それなら‘かかる’でいいのではないか?
インフルエンザに罹るとは言うが、インフルエンザを引くとは言わない。

で、タブレットを引き寄せ調べた。

かぜの語源を日本語源大辞典(小学館)で調べると、吹く風と同じだった。
それによると、古代中国で風は大気の動きであるとともに、人の肉体に何らかの影響を与える原因としても考えられていたという。
このことから吹く風が運んでくる「邪気」を体の中に引き込んでしまうと、かぜという病になると考えられた。だから、「かぜをひく」というわけだ。
(NIKKEi STYLEより)

推察と大きく意味合いが違った訳ではないようだ。
古代中国の考え方から来ているようだが、当時邪気と呼ばれていたものにウィルスも含まれていたに違いない。
勿論、当時にウィルスという観念はなかっただろうが。

具体的な病名(当時果して病名などあったのか?)と言うよりも身体の不調を示す総称だったとすれば、それは今でも同じことだろう。
実際、咳・熱・だるさを感じれば、まず一般人は風邪とくくる。
だから、今でも罹るとは言わず、引くという言葉で体調不良をおおまかに訴えているのだと思う。
おおまかである以上、何も深く考えず、先人より使われてきた‘引く’という言葉を引用して。

時にすることがないと言うことも良いものだ。
普段考えもしないことを考える。
今日も一つ勉強になった。

これも風邪を引いたお陰である。

日々勉強。

日々勉強。
毎度、同じことを唱えている。
進歩がない。

透明材にシルク印刷5色の印刷成形品。
絵柄には白が入っている。

透明材に印刷する際の基本として白の押さえを考慮する。
絵柄の白もこの下地を流用出来るだろうと見積もる。

先日、同じような仕様で生産を無事済ませた。
表面保護の必要はなかった。
故に今回の見積もりにも表面保護は無し。

仕事が決まり、各作業は順調に進んだ。
テスト品を出してOKをもらって本番だと考えていた。

そのテスト。
平面ではさほど気にならなかったが、成形で伸ばすと白の深みが物足らない。
下地は下地、絵柄は絵柄と考えなくてはダメなのだ。

前回の製品は赤がベースだったが、今回は白ベース。
赤では擦れキズがほとんど気にならなかったのだが、白はこれでもかと目立つ。
初めは白だから目立つのだと考えた。

しかしその擦れ方は尋常でなく調べて見ると、白の顔料の特性が故という事が何となく分かった。
白インキには酸化チタンという硬い金属を顔料としている。
どうやらこの顔料が擦れキズを作る要因になるらしい。
同じ扱いをしているのに、赤ベースの印刷では全くと言って擦れは気にならなかった。

参った。
深みを出すために、白は二度刷り。
加えて表面保護の為にニス。
印刷費用が2色分増えてしまった。

利益を大幅に削ってしまった。
が、次回は絶対に失敗しない。
失敗は成功の元。
日々勉強なのである。