この夏休み。

旅行に行くなどの特別なことはなし。
うち二日は雨模様もあり、自宅に引き籠る。

この引き籠り。
部屋からほぼ出ずに、ゴロゴロと。
本当に引き籠ってしまった。

ゴロゴロしていると、まず腰が痛くなる。
そして心なしか、筋肉が弱くなって行くような気に落ちる。
たった二日のことなのだが。

この夏休みに得たこと。

寝たきりになってはいけない。
健康でなければいけない。
たった二日でこの様なのだから。

有意義でもあり、無意義でもある夏休みだった。

お盆に電鋳を。

多くの中小零細企業がお盆休みに入る。
会社は休むが、作業は進めなくてはいけない。

塗装用のマスクは電鋳によって作られる。
成形品を原型として、電気鋳造によって複製を作るのである。
そして着色部分に切れ込みを入れ、電鋳マスクは作られる。

電解浴中で金属を厚く電着させるには時間がかかる。
この工程をお盆休みにやるのである。

お盆休みまで今日明日の二日。
間に合うか・・。

終わりそうで、また始まる。

先月受注した新規お面の仕事が本日納品となる。
一括では納められず分納とさせて頂いたから、もうすぐ‘終わりそう’という状態である。

そして本日、新規お面の原型出しの予定。
また次の仕事が始り出す。
久しぶりのヒーローもの、久しぶりの塗装での着色となる。

感謝感謝。

高校野球。

高校野球の観戦に行った。

千葉県に住む知り合いから、習志野高校野球部の試合観戦は楽しいと聞いていた。
何が楽しいのか。
それは応援である。
屈指の吹奏楽部にチアリーディングの応援。

ちょうど連休最終日に対戦が組まれていることの連絡を受け、夫婦二人とても楽しみにして行った。
高校野球の応援はいつ以来だろうか?
母校の応援に行った覚えがある。
恐らく40年ほど前のことか。

JR稲毛駅からバスに乗ったのだが、これが進まない。
途中アナウンスが入った。

‘~また、本日習志野高校の試合が組まれており、道が大変混雑しています。
場合によっては、下車されて歩かれた方が早く着くかもしれません。’

ここで多くの乗客が降りる。
服装から野球観戦目的の乗客を判断できる。
初の応援、見知らぬ場所。
自分たち二人は迷った挙句、最後にバスを降りた。

その決断は正解だったのだろう。
汗で服は濡れたが、下りたバスよりは早く球場に着くことができた。

が、そこで終わりではない。
入場券を求める行列の最後尾に付いた。
高校野球の応援って、こんなに大変なものだったか。

席は球場に近いその知り合い夫婦が先に行って確保していてくれた。
相手校側の最上段席。
対向で見る方が楽しいと言う。
確かにその通りであろうと納得した。

球場入口からグランドに背を向けて最上段席まで上がる。
そして振り返ると、盆地の底に土のグラウンド。
対面には吹奏楽部とチアリーディング部の姿。

ああ、高校野球。
バスを降りて歩いたことも、入場券を求めて並んだことも、一瞬で吹っ飛んだ。

試合開始と共に、応援合戦。
相手校の応援も中々のものである。

ああ、高校野球。
ああ、高校野球。

このフレーズで一曲作れそうな、そんな味わい深い高校野球観戦だった。

蝉。

先週、今年初めての蝉の声を聞いた。
とうとう、この時期がやってきた。

十数年前に会社のHPを始めた。
そして、同時にそのページの一つとして日記を書き始めた。
それ以降、この時期になると必ず同じ題目で書いている。

私は蝉が嫌いなのである。
本当にダメなのである。

昔まだ幼い頃に、母親が私に言った。
‘いいもの上げるから、両手でかごを作ってごらん。’
そのかごに移されたものが蝉だった。

その蝉は私の手のひらの中で、ジジジと逃げ回った。
その時の、あの蝉の羽から伝わった振動が忘れられないのである。
それが今に続くトラウマになった。

毎朝、毎夕、彼らの動静を伺わなくてはいけないエレベーターホール。
私にとって、その恐ろしさはお化け屋敷の比ではない。

ああ、これから三カ月、私と蝉との戦いが始まる。

新規お面製作中(2)

ここ数日のうちに仕上がりサンプルを提出する。

‘これで進めさせて下さい’というサンプルである。
100%絶対という訳ではないが、そのつもりで提出する。
そうでないとこの後の進行も辛くなる。

昨日は抜型が上がってきた。
今日はその型の仕上がり具合の確認と抜いた成形品を元に袋の手配をかける。

スタートから19日目。
納品まで28日。

新規お面進行中。

ある映像ソフト会社様から新規お面の仕事を頂いた。

成形品に着色する際に、‘し易い’形状・‘しづらい’形状というものが当然ある。
費用や納期を考え着色方法を決める。
その着色方法に沿って、‘し易い’形状の延長線で原型を作る。
製品としての仕上がりはここで決まると個人的には考えている。

今回の仕事。
‘し易い’形状の延長線上では原稿のイメージを再現し切れなかった。
いや、的確に言えばそのバランスを取ろうと思えば取れた。
が、現場にはあえて言わなかった。

チャレンジ。
そういう時が必ずある。
今回がその時なのかもしれない。

今日鋳モノが上がる。
これからが勝負。
必ず良いモノを作る。

納品まで残り35日。

浦和。

週末友人に誘われて、女子サッカーなでしこリーグを観戦に行った。
場所は浦和。

試合を楽しみ、帰りにJR浦和駅西口をぷらぷらと散策。
一本裏道に入ると、人情味溢れる飲み屋さん続出。
すでに競技場でアルコールを入れていることもあり、ここで追加をすると帰る自信がないと判断。
残念ながら散策に留めた。

ここ八潮も同じ埼玉であるが、イメージは全く異なる。
浦和は長らく県庁所在地としての役目を担って来た。
すでに浦和市という行政体は消滅してしまったが、それでも浦和駅周辺のイメージには変わりはない。

ああ、こんな場所もあったのか。
行政の街、浦和。
新たな一面を見せてくれた、短い散策の出来事であった。

この歳になって思うこと。

三井住友銀行のCM。
「まるごと話せる人がいる」

俳優堺正人が黙って相手の話を聞いている。
時に、微笑みながら。

五十を超えたこの歳なって改めて思う。
五十を超えたこの歳になって顧みて思う。

私もこんな姿勢で人と対峙できるようになりたい。
・・・私もこんな人間になりたい。

台紙で戦え。

前回こう書いた。

‘できれば仕様に工夫を入れて付加価値を高めたいと考えている。
一人で考えていても多くのことは期待できないから、その筋の専門家に話を聞こう。
まずは情報を収集から。’

早速、伺って来た。
知らないということは恐ろしいことである。
こんな印刷技術があるとは知らなかった。

HPにその印刷技術の紹介ページを追加した。
題目は「台紙で戦え。」

是非ご覧あれ。